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「別請僧戒」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版

べっしょうそうかい/別請僧戒

梵網経』に説かれる四十八軽戒しじゅうはっきょうかいのうちの第二八戒。出家・在家の菩薩および一切の檀越だんのつ福田としての僧を請い、その願いを求めるときには、僧房に入って、その庶務を司る知事に問うべきであり、僧の序列に従った請を欲するのであれば十方賢聖の僧を得るに等しいとするが、世の人が特別に五百の阿羅漢菩薩を請うても、それは僧の序列に従っての一凡僧を請うには及ばないとする。もし序列を離れて特別に僧を請うのであれば、それは外道の法であり、過去七仏にもそうした別請の法はなく、孝道に外れるとし、ことさら特別に僧を請うのであれば軽垢罪きょうくざいに当たるとしてこれを制する。


【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)


【参照項目】➡四十八軽戒軽垢罪


【執筆者:袖山榮輝】