「扶桑往生伝」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
ふそうおうじょうでん/扶桑往生伝
二巻二冊。浄土宗円山法雲禅庵勇大編。天和三年(一六八三)刊。『日本往生極楽記』を記した慶滋保胤や『拾遺往生伝』を記した三善為康に倣い、聖徳太子以降の往生人の伝記を集めたもので、出典の多くも、先の二書や『後拾遺往生伝』『元亨釈書』等に依っている。上巻に比丘(六二人)、下巻に比丘尼(一〇人)、優婆塞(三二人)、優婆夷(一〇人)が記され、さらに慶滋保胤・三善為康が加えられ、計一一六人分記されているが、本文には一一七人と記されている。
【執筆者:前島信也】