「念仏狂言」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
ねんぶつきょうげん/念仏狂言
鎌倉時代、融通念仏(大念仏)の中興の祖とされる円覚(一二二三—一三一一)により始められたとされる狂言。仏教の教理を人々に分かりやすく教示するのを目的とし、身振り手振りの無言劇で行われていた。大念仏狂言とも称し、京都の壬生寺・引接寺(千本えんま堂)・嵯峨清凉寺の三箇寺に伝承されている念仏狂言が有名。引接寺の狂言には台詞がある。上杉家本『洛中洛外図屛風』には、念仏狂言の閻魔王庁の場面が描かれている。
【参照項目】➡大念仏
【執筆者:工藤美和子】