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「入真」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:30時点における最新版

にゅうしん/入真

三世紀頃、生没年不明。幸西弟子で、善導の著書を開版した明信と兄弟弟子で、明信は住西房、入真は住北房と称されることから、住房も近くであったと考えられる。明信善導信仰の篤さは、善導の著書等の開版に示されるが、同門の入真もその作業に取り組んだ。貞永元年版『般舟讃』の刊記には、開版途中で明信が亡くなると、入真がその遺志を継ぎ、一周忌に開版したとある。


【参考】藤原猶雪『日本仏教史研究』(大東出版社、一九三八)、藤堂祐範『浄土教版の研究』(山喜房仏書林、一九七六)、伊藤唯眞『浄土宗史の研究』(法蔵館、一九九六)


【参照項目】➡明信


【執筆者:平間理俊】