「道意」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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どうい/道意
—嘉元二年(一三〇四)二月二日(一説に、正安二年〔一三〇〇〕七月一日)。百万遍知恩寺四世。赤築地の両流校合にのぞんだ蓮寂房信慧の弟子。源智の孫弟子にあたり、良忠からも宗要を承けている。応仁の乱など兵火によって当寺の宝物記録等が消失していることもあり伝歴は不詳。弟子に、知恩寺五世智心、六世如空などがいる。なお、この道意が、賀茂河原屋(法然の代の呼称)、功徳院(源智の代の呼称)という草庵を、知恩寺として命名し、建立したといわれる。
【資料】『百万遍知恩寺誌要』(浄全二〇)
【参考】「百万遍知恩寺史考」「寛文元年百山延焼事件の研究」(共に伊藤祐晃『浄土宗史の研究』国書刊行会、一九八四)
【執筆者:渋谷康悦】