『法華経』見宝塔品などに登場する仏。ⓈPrabhūta-ratna。同経同品によれば、釈尊が法華の教えを説いているところへ、地中から巨大な塔が現れ、中から多宝如来が釈尊の教説を讃歎し、自らの座を半分空けて釈尊と並んで座したという。この様子を表した、奈良・長谷寺蔵の「銅板法華説相図」(国宝)は有名。
【参照項目】➡多宝塔
【執筆者:編集部】