「選択集九門玄談」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版
せんちゃくしゅうくもんげんだん/選択集九門玄談
一巻。『選択集分科略註』とも。貞極撰。後書に宝暦三年(一七五三)正月八日より一四日に草稿が成ったとある。玄談の名の通り『選択集』本文の直接的解釈ではなく、全体の総論的な解説を九門の大意によって表したもの。その九門とは、第一求学本志、第二立宗所由、第三教相差別、第四弁宗一字、第五判現当益、第六選集因縁、第七執筆是非、第八明集得益、第九明集相承である。短文にもかかわらず、他師の批判など貞極の見解が詳しく記されている。
【所収】浄全八
【参考】角田俊徹編『四休菴貞極全集』上(西極楽寺、一九三〇)
【執筆者:兼岩和広】