「善根」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ぜんごん/善根
諸々の善の根となるもの。それが本となり種々の善を生じるもの。特に無貪・無瞋・無痴は三善根と呼ばれ、あらゆる善の根本と考えられている。すなわち『大智度論』に「善根とは三善根にして、無貪善根・無瞋善根・無痴善根なり。一切の諸の善法は皆三善根より生ず」(正蔵二五・二八二上)というように、三善根から一切の善法が生じるといわれる。これとは逆に貪・瞋・痴の三つは三不善根や三毒といわれ、あらゆる不善の原因になるとされる。
【執筆者:石田一裕】