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=いんにんじゅうほう／因人重法=
経論の説人や著者という「人」によって、その説かれた法が[[世間]]に重んじられるという意。『[[往生論註]]』の題号に「<ruby>婆藪槃頭[[菩薩]]造<rt>ばすばんずぼさつぞう</rt></ruby>」とあるのを、[[曇鸞]]は「造とはまた作なり。人に<ruby>因<rt>よ</rt></ruby>りて法を重んずることを<ruby>庶<rt>こいねが</rt></ruby>う。故に<ruby>某<rt>なにがし</rt></ruby>の造という」（[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0220 浄全一・二二〇上]／[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V40.0826c.html 正蔵四〇・八二六下]）と述べ、著者名を明記するのは、その人の威徳によって所説の法が尊重され流布されることを願うからである、と説明している。
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【執筆者：曽和義宏】