ウィンドウを閉じる

J3060 浄土宗史 本会 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0616A01: 養軒を開く。湛慧と同年三月寂す。其門下に義雲。
J20_0616A02: 忍照。智寂あり。義雲は聖臨菴の開祖前に自誓受具
J20_0616A03: し。後尾道に歸り安養軒の主と成る。其下慧梁あり
J20_0616A04: 又安養軒に住す。忍照は備後の産にして。默龍に從
J20_0616A05: ひ受具の後湖東に至り淨土寺を以て律院とす。其下
J20_0616A06: 慧燈あり。後安養軒に往き受具し之に住す。
J20_0616A07: 德巖は越中の人。增上寺に掛錫し。祐天大僧正に嗣
J20_0616A08: 法の後。京都に赴き靈潭を證明として自誓進具し。
J20_0616A09: 聖臨菴第二世に推さる。後三河國に赴き中山貞照院
J20_0616A10: に住して第五世となり。次で同國伊賀に昌光寺を開
J20_0616A11: き之に律制を布き大乘律苑となす。明和八年八月十
J20_0616A12: 日昌光寺に寂す。壽七十七﨟三十七。是れ三河に於
J20_0616A13: ける本宗律院の開祖とす。其門下には文海。玉淵慧
J20_0616A14: 蟠。宣達元奧。忍道慧安。霽鳳性冲。萬宗慧朝。仰
J20_0616A15: 信慧巖。德園智巖。僧玉智潤。大舟慧律。香洲慧戒
J20_0616A16: あり宣達。忍道。萬宗。仰信。大舟等相次で昌光寺
J20_0616A17: の住職たり。文海は西肥の人。江州守山淨土寺及聖
J20_0616B18: 臨菴に住す。玉淵は貞照院第八世たりし人なり。靈
J20_0616B19: 鳳は聖臨菴に住し第六世たりしが。後縁に遇ひ官僧
J20_0616B20: と成る。德園は聖臨菴第七世たりし人。其下に德潜
J20_0616B21: あり。潜の下に僧淵あり。僧玉は大舟。仰信兩和上
J20_0616B22: の證明により受具し。淨土寺に住す。香洲は大舟の
J20_0616B23: 下にて受具し。後尾張國半田阿彌陀堂の主と成る。
J20_0616B24: 又仰信の下靈門あり。門の下に靈一あり。大舟の下
J20_0616B25: 慈舟及萬空慧性あり性は昌光寺第七世たり。
J20_0616B26: 義燈は浪華の人。江戸に遊學し增上寺にて受法の
J20_0616B27: 後。京都聖臨菴に行き。靈潭を證明師として自誓受具
J20_0616B28: す。進具の後。請に應じて三河國に赴き。深見崇福寺
J20_0616B29: に住せしが。後又關通の請によりて尾張國中一色村
J20_0616B30: 圓成寺に轉住し奉律第二世と成る。是より先き關通
J20_0616B31: 江戸にありて瓔珞菴敬首に就き菩薩戒を受く。故に
J20_0616B32: 西方寺を改め圓成寺と號し之れを律院となすや。敬
J20_0616B33: 首の肖像を迎へて開山第一祖とし。義燈を第二祖と
J20_0616B34: なせしなり。故に尾張に於ける律院の興起は專ら關

ウィンドウを閉じる