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J2980 深川霊巌寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0250A01: 云ふ其のちも追追學寮の分は其寮主一世切にて不
J20_0250A02: 埓なども多く追追破壞せる度ごとに又又檀家减し
J20_0250A03: 又江戸燒亡の度ごとに小檀のゆくへしられぬもあ
J20_0250A04: り又まま日蓮一向にうつるも多く成行て常時常在
J20_0250A05: の本檀家一山にて七千餘有之由なり然れども別院
J20_0250A06: 子院學寮八庵に分れあれば其員各宇にては少しと
J20_0250A07: いへとも東都第一の檀數なり
J20_0250A08: 勢至 中門の正面南にあり近來行德德願寺智山住務
J20_0250A09: より今辨定相續す寮持となれり
J20_0250A10: 觀音堂 江戸三十三所第二十九番
J20_0250A11: 塔婆地藏 開善院の本尊なり江戸東方四十七番の札
J20_0250A12: 所なり
J20_0250A13: 不動堂
J20_0250A14: 地藏尊 表門の突當り東へ一丁余にあり高壹丈六尺
J20_0250A15: 銅像江戸六地藏の第五番也六地藏は一番南品川品
J20_0250A16: 川寺二番四谷内藤宿太宗寺三番巢鴨眞正寺四番山
J20_0250A17: 谷東漸寺五番當山六番深川永代寺也寶永五年地藏
J20_0250B18: 坊正元といへる者建立せりといふ日本橋小田原町
J20_0250B19: 二九屋よりの石花瓶あり臺座石壇凡七尺余世俗正
J20_0250B20: 元は八百屋お七が菩提のために吉三郞建立せりと
J20_0250B21: いへども左にあらず元祿のはじめ慈濟庵空無上人
J20_0250B22: 六體八尺立像の金銅地藏菩薩を建立ありしかば此
J20_0250B23: 地藏尊を後の六地藏尊といふ也
J20_0250B24: 浪除觀世音
J20_0250B25: 光閑院に安置す縁起別にあり
J20_0250B26: 觀世音大士
J20_0250B27: 最勝院持一堂ありて寺の西にならぶ
J20_0250B28: 柳稻荷社
J20_0250B29: 地藏尊の東にあり本社九尺に一間拜殿二間に九尺
J20_0250B30: 前に鳥居あり當山いまだ此地に移らざる先よりあ
J20_0250B31: れば地主の神とす
J20_0250B32: 石地藏尊 惣卵塔中裏門の手前左の方にあり
J20_0250B33: 門塀境景
J20_0250B34: 裏 門

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