浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0409A01: | 中の法問中絶 |
J19_0409A02: | 是より先元祿七戌年八月廿五日三丸君當山へ被 |
J19_0409A03: | 爲入法問説法御所望被爲在同八亥年四月廿三日被 |
J19_0409A04: | 爲入法問御聽受同九子年四月八日被爲入法問御聽 |
J19_0409A05: | 受同年八月廿九日彼岸中日被爲入淨土宗の五重御 |
J19_0409A06: | 相承被爲在法問御受聽同十丑年三月廿九日被爲入 |
J19_0409A07: | 法問并説法被爲聞召同十一寅年三月廿九日被爲入 |
J19_0409A08: | 法問御聽遊させらる同十四巳年九月三日被爲入轉 |
J19_0409A09: | 女成男の法問被聽受同十五午年五月二日被爲入法 |
J19_0409A10: | 問御聽受并安國殿へ御參詣同十六未年九月八日被 |
J19_0409A11: | 爲入壽命無量の法問被爲聽後安國殿へ御參詣并麻 |
J19_0409A12: | 布隱居所え御立寄被爲遊此外にもこれ有右等は書 |
J19_0409A13: | 記委詳にありしかし御母君の御事故悉くこれを略 |
J19_0409A14: | してのべす |
J19_0409A15: | 文昭院殿御代祐天大僧正を召れ説法を聽受被爲在 |
J19_0409A16: | しは記すといへとも法問に非るか故に玆に略す其 |
J19_0409A17: | 後 有章院殿は御幼君にましませしかは此事なかり |
J19_0409B18: | しにそ年序ややふりて 有德院殿世をしろしめされ |
J19_0409B19: | しかと此事仰出されさりけれはついには往榮の奇寵 |
J19_0409B20: | となりて宗敎の光かけを殘徒の胸にのこせり |
J19_0409B21: | 綸命著衣 |
J19_0409B22: | 債案るに諸宗の著衣往世わかちなく皆『律』によりて |
J19_0409B23: | 其沙汰ありし也中古以來開宗の先德互に所學の混ぜ |
J19_0409B24: | す所趣別ある事をしらしむへきを表鑑ありて諸宗の |
J19_0409B25: | 法衣差別起れり又一宗の中にも流派ありてその宗義 |
J19_0409B26: | に達し學士の戒臘淺深に昇沈あるか故に制度一同な |
J19_0409B27: | らず凡法衣につきて梵漢のわかちは大小の『律』部南 |
J19_0409B28: | 海寄歸傳等に出ここに略す我大師開宗の後門流みなしば |
J19_0409B29: | しは天台に依順あり泉堺旭蓮社の開祖證圓菩薩入宋 |
J19_0409B30: | 歸朝の時廬山の一傳あられしより改制に及はれしを |
J19_0409B31: | 冏公頗る校淸あり後又鎭譽格定せられしかは一宗都 |
J19_0409B32: | 服とす今先轉色を述は掛錫以後兩脈を傳へ法問聽講 |
J19_0409B33: | 功をつみ世年によらず法臘十五年に初年より綸旨拜受迄は皆黑衣なり又山内 |
J19_0409B34: | にては學頭にすすめるも平生黑衣なり法席のみ香衣を着す一宗寺院も多くは平生黑衣を着せりすべて轉衣は諸宗ともに法席のみなり |