浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J19_0224A01: | 既成院、德林院、源光院、眞源院あり。樹昌菴は黑田 |
| J19_0224A02: | 孝高の妹妙圓尼の開基。既成院は舊名を九誾院と呼 |
| J19_0224A03: | ふ。德林院は慶長年中一譽法意の開基する所。此二 |
| J19_0224A04: | 院輓近崇泰院の南より轉せり。源光院は元と賢宿菴 |
| J19_0224A05: | と稱す一心院願譽幻宿の開く所にして慶安三年久須 |
| J19_0224A06: | 美重次之を再興す。眞源院は舊名を九勝院といふ。 |
| J19_0224A07: | 此源光院、樹昌菴、眞源院、以德院は、近年まて三 |
| J19_0224A08: | 門の南に並列せしを、本山防火の爲め此地に移轉せ |
| J19_0224A09: | しむ。 |
| J19_0224A10: | 境域 當山現境内坪數四萬四千五百三十三坪五合 |
| J19_0224A11: | 八勺あり。内四萬百九十二坪七合五勺は官有地第四 |
| J19_0224A12: | 種にして、二千六百六坪八勺は民有地第一種なり。 |
| J19_0224A13: | 第十一 靈寶什器 |
| J19_0224A14: | 當山の寶什物目錄に載する所のもの、總へて二千五 |
| J19_0224A15: | 百餘點あり。其大半は優に珍寶とすへきものなりと |
| J19_0224A16: | 雖も、紙數限あるを以て、其中國寶に指定せれしも |
| J19_0224A17: | の、全國寶物調査員の鑑査狀を有するもの、宮内省 |
| J19_0224B18: | の撿印を捺せられしもの、及ひ本山に關係深きもの |
| J19_0224B19: | 等、二百餘點を摘錄す。而して其作者等稍疑を存す |
| J19_0224B20: | へきものありと雖も、暫く傳説に從ひ敢て私見を加 |
| J19_0224B21: | へす。 |
| J19_0224B22: | ○佛像 |
| J19_0224B23: | 一阿彌陀佛坐像 集會堂 本尊 |
| J19_0224B24: | 本製 丈三尺三寸 惠心僧都作 一軀 |
| J19_0224B25: | 一觀音、勢至立像 同上 脇士 |
| J19_0224B26: | 同 三尺六寸 同作 二軀 |
| J19_0224B27: | 一阿彌陀佛立像 |
| J19_0224B28: | 同 三尺二寸 寬印供奉作大師臨終佛 一軀 |
| J19_0224B29: | 一觀音、勢至立像 同上 脇士 |
| J19_0224B30: | 同 二尺八寸 作者不詳 二軀 |
| J19_0224B31: | 一阿彌陀佛立像 大方丈 本尊 |
| J19_0224B32: | 同 三尺三寸 安阿彌快慶作 一軀 |
| J19_0224B33: | 一阿彌陀佛立像 納骨堂 本尊 |
| J19_0224B34: | 同 三尺二寸 作者不詳 一軀 |