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J2750 徳本行者伝 行誡 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0431A01: 法を護持すべし。戒なければ。外道にして。佛弟子
J18_0431A02: にあらす。然といへとも。戒行もちて。念佛往生の
J18_0431A03: すけにはささぬなり。唯佛戒のうちに住し。如法堅
J18_0431A04: 固に念佛すべし。
J18_0431A05: 南無阿彌陀佛
J18_0431A06: 未五月 德本判
J18_0431A07: 此外に。時時の法語あまた有といへども。大かた
J18_0431A08: に同じ事なれば。今ははぶく世に説法勸誡抄とい
J18_0431A09: へるものあり。平常の御説法を聞書せしものな
J18_0431A10: り。あはせ見るべし。御歌どもはみな言葉の末と
J18_0431A11: いへるものに出しによりて。今の傳中。都てこれ
J18_0431A12: を省く。
J18_0431A13: 德本上人賛 傳燈比丘慧澄
J18_0431A14: 無些子分別 直心是道塲 一行兼二利
J18_0431A15: 六字攝十方 何唯益當世 兒孫善繼芳
J18_0431A16: 嗚呼師之德 可謂高而長 叡岳澄和尚謁行者廟作
J18_0431A17:
J18_0431B18: 德本行者傳附錄法弟小傳總目
J18_0431B19: 和州奧院現定和尚 江戸誓願寺鸞洲大和尚
J18_0431B20: 江戸一行院本佛和尚 攝州勝尾山本明和尚
J18_0431B21: 攝州親王寺德苗和尚 江州澄禪庵本應和尚
J18_0431B22: 藝州甲立本勵和尚 紀州無量光寺本辨和尚
J18_0431B23: 江戸稱往院德因和尚 阿州壁嶽德圓和尚
J18_0431B24: 三州九品院德住和尚 信州阿彌陀寺本察和尚
J18_0431B25: 通計十二人
J18_0431B26:
J18_0431B27: 和州當麻奧院現定和尚
J18_0431B28: 和尚は。和州の人なり。十一歳にして。知恩院檀譽
J18_0431B29: 大僧正に就て剃度し。現察と名づく。十四歳にし
J18_0431B30: て。傳通院統譽大和尚に從ひ。現定と改む。遊學の
J18_0431B31: 間五十日を期して。如意輪供を修す。師の京都淸淨
J18_0431B32: 華院に留錫し給ふ時。初て相見して。一念念起。名
J18_0431B33: 爲無明の意を問れたるに。師。水中の杙を喩とし
J18_0431B34: て。無明隨縁の趣を答給ふ。又問曰。如何して道心

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