浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J16_0234A01: | ル天台ハ十一月廿四日傳敎ハ六月四日慈覺ハ正月 |
| J16_0234A02: | 十四日ヲ御忌日トス三四年大原ニ籠居シテ課役等 |
| J16_0234A03: | 中絶シヌ今更勤仕セラルル事新參ニ相似タレハ新 |
| J16_0234A04: | 入ノ如シトイヘリ●四季ノ懺法ハ傳敎大師弘仁三 |
| J16_0234A05: | 年七月立法華堂始修法華三昧及四季懺法舊紀ト● |
| J16_0234A06: | 十二禪衆ノ闕ヲ聞トキ等トハ彼堂ノ一和尚正覺房 |
| J16_0234A07: | 勅請ニ赴キケレハ十二禪衆ノ一ヲカケリ此闕ヲキ |
| J16_0234A08: | クニ催サレテ此要行コソ解脱ノ直路ナレト此時ニ |
| J16_0234A09: | 思ヒヨリテ十二禪衆ニ列シ給ヘルトソ半行半座ハ |
| J16_0234A10: | 四種三昧ノ隨一ソノ第三ナリ方等云旋百二十帀 |
| J16_0234A11: | 郤坐思惟法華云其人若行若立讀誦此經是人 |
| J16_0234A12: | 若坐思惟此經ト止觀二ノ一名義集續本朝文粹云天台山法 |
| J16_0234A13: | 華三昧堂者傳敎大師之所經始也法鼓法螺六時之 |
| J16_0234A14: | 勤無虧半行半坐三昧之誠不退云云盛衰記同之此行 |
| J16_0234A15: | 法又以彌陀爲法門主釋給然レハ彌陀ノ名字ナ |
| J16_0234A16: | ケレトモ口ニ唱ヘ心ニ念スヘシ先ヨリ西方ニ向テ |
| J16_0234A17: | 坐セシム何ソ餘方ノ佛ヲ念セン雜談集六ナト見エタレ |
| J16_0234B18: | ハ出離ノ要路トハ思ヒヨラレケン草創ハ論語ノ字 |
| J16_0234B19: | ナリ正義ニ初始之義也ト●懺法一卷トハ法華三昧 |
| J16_0234B20: | 行道誦經時一部通利則一部全誦乃至一卷一品 |
| J16_0234B21: | 隨記憶多少行者意樂隨誦之也元慶二年慈覺大 |
| J16_0234B22: | 師命徒誦安樂行品以爲定式今法華懺法是 |
| J16_0234B23: | 也舊記 |
| J16_0234B24: | 其後八箇年の歳曆をすぎて。壽永二年九月に。日吉 |
| J16_0234B25: | の御幸の時。座主明雲の賞をゆづりて。法印に叙せ |
| J16_0234B26: | らるといへども。かたく松門をとぢ。ひそかに蓬屋 |
| J16_0234B27: | に居してことにしたがはす。ただ生死の出がたき事 |
| J16_0234B28: | をのみなげく。同じ法流をくめるよしみをもて。つ |
| J16_0234B29: | ねに永辨法印と。出離の道をかたりあはせ給に。か |
| J16_0234B30: | くのごときの事は。法然上人に御尋あるべき由を。 |
| J16_0234B31: | 永辨申けるにつきて。相摸房と云者を使者として。 |
| J16_0234B32: | 登山の便宜にかならず音信せしめ給へ。申承るべき |
| J16_0234B33: | 事侍るよし。仰られたりければ。上人坂本へ渡り給 |
| J16_0234B34: | てかくと申されけり。法印おはしましあひて對面し。 |