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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0200A01: 成天下戒師又云高祖面受法蓮乃至成覺等有傳
J16_0200A02: 戒之分但聖光上人受其嫡法耳以南岳法衣妙樂
J16_0200A03: 戒儀而爲支證傳戒傳法已畢聖光付佐介佐介
J16_0200A04: 付白幡等略書是則山門ノ戒法大師ニ至テ正流脉譜
J16_0200A05: 直ニ具ニハ第四十三卷ニ注スヘシ吾家ニ移リ法衣寳器ミナ吾門ニ
J16_0200A06: 納レリサレハ南岳十七代ノ袈裟今尚鎌倉ニ在テ光
J16_0200A07: 明寺ノ重寳トナレリ聖光上人添トコロノ置文亦函
J16_0200A08: 底ニ納在セラル圓頓戒ノ寳瓶ハ洛陽ニ留テ淨華院
J16_0200A09: ノ寳物トナル良ニ大師嫡嗣タリシ明證仰テ信セス
J16_0200A10: ハアラシ瓶衣等ノ所在異説往往也第三十七卷ノ中ニ見エタリ●一器ニツタワリト
J16_0200A11: ハ經云阿難領受佛法如寫瓶水傳之別器
J16_0200A12: 更無遺餘瓶器雖異水則無別要覽等●イミシトハ
J16_0200A13: 哢花抄ニスクレタルヲ云ナリ美ノ字ノ意ナリ
J16_0200A14: 後白河法皇。勅請ありければ。上人法住寺の御所に。
J16_0200A15: 參したまひて。一乘圓戒を。さづけ申されけり。山
J16_0200A16: 門。園城の碩德をめされて。番番に。往生要集を講
J16_0200A17: じ。をのをの所存の義をのべさせられけるに。上人
J16_0200B18: おほせにしたがひて。披講し給けるに。往生極樂の
J16_0200B19: 敎行は。濁世末代の目足なり。道俗貴賤。たれか歸
J16_0200B20: せざらむものと。よみあげ給より。はじめてきこし
J16_0200B21: めさるるやうに。御きもにそみて。たうとく。御感
J16_0200B22: 涙はなはだしかりけり。御信仰のあまり。右京權太
J16_0200B23: 夫隆信朝臣におほせて。上人の眞影を圖して。蓮華
J16_0200B24: 王院の寳藏に。おさめらる。先代にも。その例まれ
J16_0200B25: なる事とぞ。申あへりける。
J16_0200B26: ●法住寺ハ拾芥ニ法住寺法性寺北太政大臣爲光公建立大鏡七ニ恒德公ノ法住釋書賢治表ニ正曆三年冬慶法住寺●御所ハ百鍊抄ニ仁安二年正月十九日上皇御移徙法住寺南殿件御所元壞渡故信賴卿屋被立之而依狹少周防守季盛所造進也●往生要集上中下三卷慧心院先德源信僧都作也●蓮華王院釋書資治表ニ長寬二年二條院御宇十二月廿二日百鍊抄十七日太上皇後白河院慶蓮華王院拾芥抄等ニハ治承高倉院御宇二年十月廿七日供養アテ新千體ト號スト
J16_0200B27: ●園城ハ三井寺ナリ寺院ノ部ニ注セリ●碩德ハ大
J16_0200B28: 德ト云ニ同シ唐高僧傳ニ草堂寺洪儒碩德畢萃如

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