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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0711A01: 證無學なとと異説あれとも先つは死此生彼の四生
J09_0711A02: 西谷句解四之四十八丁同要二之三十丁○おそきは百劫とは此の利鈍に
J09_0711A03: 付て異義あり今は補註なとの説に合せり西谷の釋と
J09_0711A04: は違せり聲聞の處も同しこと也○三十丁聲聞とは縁覺
J09_0711A05: より少しく鈍き者也舍利弗目連なと也鈍きといへと
J09_0711A06: も今時には無し聞佛聲敎斷惑證理するか故に西谷要解
J09_0711A07: 一之十二 丁○不淨數息同卷二十八丁○四諦とは苦集滅道也如次世
J09_0711A08: 間の果と因と出世の果と因と也同卷十四 丁○三生とは初
J09_0711A09: の生には起順解脱分第二に起順决擇分第三に入
J09_0711A10: 聖得果す今第四の無學を不擧故に三果也同 卷三十丁○四
J09_0711A11: 向三果とは向とは趣向の義也是れ因位也西谷要二之二丁六丁已下
J09_0711A12: ○成實とは成實論二十卷訶梨跋摩の作也彼の論には
J09_0711A13: 三假浮虚の觀を以て因縁生の空集の二諦を破して空
J09_0711A14: 平等に入り依空見眞實法有りと云へとも其の體不
J09_0711A15: 虚なりと談する宗也三假浮虚は名目見上九丁○倶舍とは此論三十
J09_0711A16: 卷天親菩薩の作也此宗の意は有門を爲本故立七十
J09_0711A17: 五法色法を一極微に縮め心法を一刹那に觀し三世
J09_0711B18: 實有法體恒有と云つて極微の法體實有と談する宗な
J09_0711B19: り○二百五十戒とは此の比丘戒を亦は名具足戒也
J09_0711B20: 二百五十とは四重に四不定に二僧殘に十三捨墮に三
J09_0711B21: 十懺悔に九十衆學に一百滅諍に七提捨に四總して二
J09_0711B22: 百五十也頌義十五之二丁同見七之五十三丁名目見下三十六丁○五百戒とは倍之若
J09_0711B23: し依戒本實には三百四十八戒也謂く波羅夷に八僧
J09_0711B24: 殘に十七尼薩耆に三十單墮に百七十八提舍尼に八衆
J09_0711B25: 學に百滅諍に七也頌義十五之三丁名目同處也○五篇七聚とは五或は
J09_0711B26: 七と分る故也五篇は一に波羅夷二に僧殘罪三に波逸
J09_0711B27: 提四に提舍尼五に突吉羅也七聚のときは僧殘の次に
J09_0711B28: 偸蘭遮を加へ突吉羅を分ちて惡作惡説の二として合
J09_0711B29: して七也名義集七之廿六丁新記愚聞鈔の下三百十一丁敎誡律畧疏一之十三丁首を見よ○式沙摩尼と
J09_0711B30: は此に云學法女在家の女人也成人して出家せんと
J09_0711B31: すれは先つ六法を授る也是れ胎に子有るときのこと
J09_0711B32: 也此の間二年ほとの事也又胎に子か有るか無きかを
J09_0711B33: 知らんため也設ひ小女にても一たひ嫁すれは先つ六
J09_0711B34: 法を授く四分律曰十八童女應二歳學戒又曰少年

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