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関通型

提供: 新纂浄土宗大辞典

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かんつうがた/関通型

装飾のない簡素な形をした五具足などをいう。垂蕪たれかぶら型の一種で、燭台や花瓶にも象掛や獅子掛はない。主として丸みをおびて装飾のない端麗な五具足の類を指し、香炉・花瓶、燭台・灯籠などにその特徴がみられる。特に香炉は、俗に鉄鉢香炉と呼ばれ、通常蓋がないことから、単品で焼香炉として多用されている。関通型大前机用としてよりも、上机脇壇用に使用されることが多い。これに網代笠のような大きな笠をもつ台灯籠一対を付けて、七具足としたものもみられる。また高坏たかつきにも関通型がある。関通が好んだ形との伝承から広く用いられている。


【参照項目】➡三具足五具足


【執筆者:清水秀浩】