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金翅鳥

提供: 新纂浄土宗大辞典

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こんじちょう/金翅鳥

Ⓢsuparṇinの訳で妙翅みょうし鳥とも訳す。Ⓢgaruḍa迦楼羅と同一視される神話上の鳥の王者。ヴィシュヌ神の乗り物とされ、つばさは金色で、広げると三三六万里に達し、須弥山の下層に住して、常に口から火炎を吐き、竜を取って食すると伝えられる。大乗経典では、仏教を守護する八部衆の一つに数えられる。また『無量寿経』下に「金翅鳥の如し。外道を威伏するが故に」(聖典一・二五九/浄全一・二三)との比喩がある。


【執筆者:南清隆】