ほそいりんどう／細井林道
嘉永二年（一八四九）二月二五日—明治三六年（一九〇三）六月一九日。巓蓮社岳誉大阿、字は光明宝。現在の大阪府池田市に生まれ、幼くして同市神田の法伝寺にて得度、同市新町西光寺の藤井篤善に師事し学ぶ。明治八年（一八七五）師の跡を継ぎ西光寺住職となる。同二三年浄土宗第六教校校長、同三二年浄土宗高等学院院長を歴任する。教職を辞したのち同三四年高松市法然寺に転住する。寺門および学校経営のかたわら、知恩院に勤務し宗門の興隆に尽力した。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』（斎々坊、二〇〇一）
【執筆者：伊藤瑛梨】
