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牛頭・馬頭

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ごず・めず/牛頭・馬頭

地獄にいる牛や馬の頭をした獄卒(鬼)のこと。源信往生要集』一「厭離穢土」では、『観仏三昧経』等を参考に地獄の諸苦を説くが、その中の衆合地獄を説く部分で「多く鉄の山ありて、両々相対す。牛頭・馬頭等のもろもろの獄卒、手に器仗きじょうを執り、駆りて山の間に入らしむ」(正蔵八四・三三下/岩波文庫『往生要集』上・一九)とあり、堕獄の者を追いまわす獄卒として取り上げられている。


【参照項目】➡獄卒


【執筆者:郡嶋昭示】