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小松庄

提供: 新纂浄土宗大辞典

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こまつのしょう/小松庄

讃岐国那珂郡小松郷(香川県仲多度郡琴平町榎井)にあった九条家の荘園。金比羅宮の東麓にあたる。四国に流罪中の法然が滞在した地。建永二年(一二〇七)三月に小松庄に到着した法然は、九条兼実のはからいによってこの地に住したとされる。法然は庄内にあった生福寺に住み、訪れる人々に念仏をすすめた。しかし同年一二月には勅免の宣旨が下ったため、滞在わずか一〇ヶ月程で小松庄を離れた。


【資料】『四十八巻伝』三五(聖典六・五五八)


【執筆者:工藤美和子】