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大悲観音

提供: 新纂浄土宗大辞典

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だいひかんのん/大悲観音

観音菩薩の総称として使われる。大悲という呼び名は諸仏・諸菩薩に通じるが、特に観音菩薩慈悲をつかさどる菩薩であり、衆生救済する能力があることにより、大悲観音といわれる。『観経』には「大悲観世音菩薩及び大勢至菩薩光明を放って」(聖典一・三一一/浄全一・一三)とある。


【参照項目】➡観音菩薩


【執筆者:吉澤秀知】


六観音の一つである千手せんじゅ観音の別名。千本の手と千の眼は、広大な慈悲をあらわし、あらゆる衆生を救うので大悲観音とも呼ばれる。『千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼経』などの漢訳経典では、千手千眼観音のことを大悲観音と呼んでいる。


【参照項目】➡千手観音


【執筆者:吉澤秀知】