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六種震動

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ろくしゅしんどう/六種震動

大地が六通りに揺れ動くこと。六種の揺れ方には諸説がある。釈尊の生涯の節目や、釈尊説法が終わったとき、あるいは菩薩誓願を発したときなどに起きる瑞相とされる。法蔵菩薩四十八願を説き、さらに「四誓偈」として頌し終えたときに、大地が震動した様を『無量寿経』上は、「時に応じて普地、六種に震動し、天より妙華をらして、もってその上に散ず」(聖典一・二三四/浄全一・一一)と説く。


【執筆者:佐藤堅正】