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中国近世浄土教史の研究

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ちゅうごくきんせいじょうどきょうしのけんきゅう/中国近世浄土教史の研究

小笠原宣秀著。昭和三八年(一九六三)四月、百華苑刊。中国近世庶民中心の宗教としての浄土教の事実究明と、その在り方の正確なる把握を目指したもの。第一篇「宋代社会と浄土教」では、近世社会における浄土教研究の導入として宋代の社会と浄土教が論じられ、第二篇「白蓮宗の研究」では、近世における庶民的念仏結社の一形態としての白蓮宗が、第三篇「明清時代の浄土教」では、白蓮宗から蓮宗への宗名変更の経緯や実修方法の変化などが考察されている。この他に参考篇として、『念仏鏡』『瑞応刪伝』『廬山蓮宗宝鑑』などに関する論考および『廬山復教集』が附録されている。


【執筆者:永田真隆】