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世帯仏法腹念仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

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せたいぶっぽうはらねんぶつ/世帯仏法腹念仏

信心信仰も現実世界を生活していくためのものであるという風刺の意を込めた俗諺。仏法は世帯(所帯)のため、念仏はお腹を満たすため、つまり仏法も所詮は生計を立てるためのもの、念仏は飯を食うためのものということ。僧侶が生きていくこと、暮らしていくことの基本的な手段を述べたものである。「仏法も腹念仏」ともいう。「世界仏法念仏」は「世帯仏法腹念仏」が誤って転訛した謂である。


【執筆者:勝崎裕彦】