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=じきにくかい／食肉戒=
『[[梵網経]]』に説かれる<ruby>[[四十八軽戒]]<rt>しじゅうはっきょうかい</rt></ruby>のうち第三戒のことで、生きとし生けるものの肉を食することがあれば<ruby>[[軽垢罪]]<rt>きょうくざい</rt></ruby>に当たるとしてこれを制する。この戒では肉食は[[大慈悲]]の性の[[種子]]を断つものであり[[無量]]の罪を得ることになるとするが、条文の冒頭には「<ruby>故<rt>ことさ</rt></ruby>らに肉を食せんや」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V24.1005b.html 正蔵二四・一〇〇五中]）という表現が用いられていることから、完全な禁止を唱えているわけではないと見られている。
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【参考】石田瑞麿『仏典講座一四　梵網経』（大蔵出版、一九七一）
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【参照項目】➡[[四十八軽戒]]、[[軽垢罪]]
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【執筆者：袖山榮輝】