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「領解末代念仏授手印抄」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

りょうげまつだいねんぶつじゅしゅいんしょう/領解末代念仏授手印抄

一巻。『領解抄』と略す。嘉禎三年(一二三七)、良忠述。本書は、良忠聖光より『授手印』の伝授を受け、その内容を領解したままに述作したものであり、聖光はこれに対して印可を与えている。良忠最初の著作であり、法然聖光から良忠へとつながる浄土宗の法系を伝えるものである。内容構成は『授手印』をもととしており、『授手印』に関する総論をはじめとして、五種正行・正助二行・三心五念門四修三種行儀について良忠の理解が述べられている。「三巻書」の一つであり、伝法のうえでは第三重の伝書として位置づけられている。


【所収】聖典五、浄全一〇、『伝灯輯要』上


【参考】阿川文正「『領解末代念仏授手印鈔』解題」(聖典五)


【参照項目】➡三巻七書


【執筆者:沼倉雄人】