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頂礼六位

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ちょうらいろくい/頂礼六位

盂蘭盆会で唱える文。「一心頂礼蘭盆教主久報親恩釈迦文仏いっしんちょうらいらんぼんきょうしゅくほうしんのんしゃかもんぶ 一心頂礼蘭盆至教報親抜苦修多羅らんぼんしきょうほうしんばっくしゅたらぞう 一心頂礼十方自恣得道聖賢菩薩僧衆じっぽうじしとくどうしょうげんぼさっそうしゅ 一心頂礼十方自恣得道聖賢縁覚僧衆えんがくそうしゅ 一心頂礼十方自恣得道聖賢声聞しょうもん僧衆 一心頂礼報親入道起教利生目連尊者ほうしんにゅうどうききょうりしょうもくれんそんじゃ」。奉請した釈尊修多羅菩薩縁覚声聞目連の六位に対して礼拝を捧げる偈文。各句とも「一心頂礼」の三文字目で嬰羽えいうからきゅうへ緩やかに捜り上げ、各尊名の最後二文字目、「釈迦文仏」ならば「文」の字で宮からへ角張って落とし、すぐに元の宮音へハネ上げる「移り」という唱法を用いる曲である。


【参照項目】➡盂蘭盆会


【執筆者:清水秀浩】