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「金鼓」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

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2018年9月17日 (月) 01:17時点における版

こんく/金鼓

金属製の鼓のこと。金口ともいう。『和名類聚抄』(巻一三、伽藍具)には「最勝経に云く、妙幢菩薩、夢中に於いて大金鼓を見る。和名比良加禰ひらがね」とある。雅楽鉦鼓空也上人立像(国重要文化財、六波羅蜜寺蔵)に見られる懸鉦鼓伏鉦ふせがねなどを総称していう。また、中を空洞にして下半が口のように開いているものを、特に鰐口わにぐちと呼ぶ。『往生拾因』一には、両親の臨終に際して「勝如、傍に於て金鼓を打て仏号を唱う」(浄全一五・三七六上)との記述が見られる。京都府宮津市・智恩寺(臨済宗妙心寺派)蔵のもの(国重要文化財)が知られる。


【参照項目】➡鉦鼓鰐口


【執筆者:宮入良光】