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観経疏浅略鈔

提供: 新纂浄土宗大辞典

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かんぎょうしょせんりゃくしょう/観経疏浅略鈔

五巻。『浅略鈔』ともいう。逸書。本書は妙瑞撰『浄土宗玄談』によると、『伝通記』未再治本の一つで、文永年間(一二六四—一二七五)の良忠談義を聞き書きしたものであり、敬忍坊のために略述した現行の八巻本『略鈔』(弘長二年〔一二六二〕)とは別本で、名越・藤田の両派において多く用いられたようである。名越尊観撰『十六箇条疑問答』では、『浅略鈔』を「一念業成」の文証の一つに数え(浄全一一・六六五)、また「玄義の浅略鈔に云く」(浄全一一・六六九)、「已上略鈔」(浄全一一・六七〇、版本『十六箇条疑問答』〔刊年不明〕では「已上浅略鈔意」)とあるが、直ちに典拠を特定することには注意を要する。


【参考】伊藤祐晃編『浄土宗要玄談』(宗教界雑誌社、一九一二)


【執筆者:米澤実江子】