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西蓮寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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さいれんじ/西蓮寺

長野県小県ちいさがた郡長和町古町。証誠山善正院。長野教区№一四一。伊那座光寺より善光寺如来遷座の際、休息した地に一宇を建立したことを草創の起源としている。遊蓮房円照が寺を興し、貞永元年(一二三二)に証空により再興造立。その後、依田川の大洪水で流失し、現在の地に移った。寛政年間(一七八九—一八〇一)に本堂を焼失し、山門庫裡鐘楼等が残る。一八世黙通が寺子屋を開き、同町天神山から天神社を移築した。


【資料】『長門町誌』


【執筆者:山野井亮秀】


名古屋市東区東桜。逞龍山。尾張教区№二九。織田信長の俗縁である西蓮院殿貞壑淳松大姉菩提寺として清須御園町に創建。開山の逞誉祖的は甲斐出身で武田信玄の俗縁。慶長年間(一五九六—一六一五)の清須越しで現在地へ移転。明治二一年(一八八八)浄土宗学愛知支校(現・東海学園)を境内に設立。戦火で堂宇を焼失したが再興。


【資料】『蓮門精舎旧詞』一六


【参考】『名古屋市史』社寺編(名古屋市、一九一五)


【執筆者:大田明光】