操作

自損損他

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:26時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

じそんそんた/自損損他

みずからそこない、他者をもそこなわせること。自利利他の反対語。自障障他も同義。善導は『般舟讃』に、諸仏の教行によらず自身の業にまかせることを、「此の貪瞋の火をほしいままにすれば、自損し、他人を損す」(浄全四・五二九上~下)といい、また『往生礼讃』に、雑修の者について「ねがって雑縁に近づきて、往生正行を自障障他す」(浄全四・三五七上)という。


【参照項目】➡自利・利他


【執筆者:市川定敬】