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「自信偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

じしんげ/自信偈

列祖の回向に唱える偈文。「自信教人信じしんきょうにんしん 難中転更難なんちゅうてんきょうなん 大悲伝普化だいひでんぶけ 真成報仏恩しんじょうほうぶっとん」。『往生礼讃初夜礼讃偈浄全四・三六二下正蔵四七・四四二上)に出る。自ら信じ、人をして信ぜしめることは、難しい中さらに難しいことである。大悲の心を伝えてあまね教化することが、真に仏恩に報ずることである、との意味。僧侶としての基本姿勢を示している。この意味から、御忌会など列祖の法要の際に回向文として用いられるほか、講演等のはじめに「開経偈」を唱えて、終わりにこの偈文を唱える。


【執筆者:加藤芳樹】