紫磨金のソースを表示

=しまごん／紫磨金=
最高品質の黄金のこと。紫色を帯びたものと解される。『寂照堂谷響集』八は紫磨について「金之精」、[[紫磨金]]について「上金」との[[解釈]]を挙げている（仏全一四九・一四一下）。この語はしばしば仏典に見られ、例えば『中[[阿含]]』四一では仏の[[三十二相]]の一つとして「[[沙門]]<ruby>瞿曇<rt>くどん</rt></ruby>の身、黄金色にして[[紫磨金]]のごとし」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V01.0686b.html 正蔵一・六八六中]）と説かれ、この金が金のなかでも最も尊ばれていることが窺える。また『[[観経]]』の[[上品]]中生では「[[行者]]の身、[[紫磨金]]色となる」（聖典一・三〇七／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0047 浄全一・四七]）とあって、[[往生人]]には仏の特徴がもたらされるという。
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【参照項目】➡[[紫金台]]
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【執筆者：袖山榮輝】