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素中

提供: 新纂浄土宗大辞典

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そちゅう/素中

寛文一三年(一六七三)—寛保三年(一七四三)うるう四月六日。見阿宝順。幼くして武蔵国霊山寺の労栄の門に入り、後に京都五条の極楽教寺に住し、義山に師事してその講説の筆記に努めた。宝永三年(一七〇六)に『円光大師御伝随門記』『三部経随聞講録』を筆記し、正徳五年(一七一五)には『和語灯録日講私記』を筆記した。しかし『日講私記』の講義は一巻で終了し、義山の命で後の巻(七巻まで)の執筆にあたり、享保三年(一七一八)これを完成させた。


【資料】『義山和尚行業記並要解』(浄全一八)


【参考】河住玄「随門記附録」(『円光大師御伝随門記』六・私家版、一九八二)


【参照項目】➡義山


【執筆者:郡嶋昭示】