粟生光明寺絵縁起のソースを表示

=あおうこうみょうじええんぎ／粟生光明寺絵縁起=
三巻。著者は照空観道といわれる。明暦年間（一六五五—一六五八）、[[光明寺]]三二世倍山の頃、またはそれ以前の成立。上巻には<ruby>[[蓮生]]<rt>れんせい</rt></ruby>（熊谷直実）の生涯をえがきながら、[[法然]]との出会い、[[出家]]、[[念仏三昧]]院（現在の[[光明寺]]）の創建などを、中巻には[[法然]]の流罪、帰洛、臨終、滅後の[[嘉禄の法難]]などを、下巻には[[法然]]の遺骸を[[荼毘]]にふした際の[[瑞相]]などを記し、終わりに、かつて唐の[[善導]]と同様に[[光明寺]]が下賜されたことはまことに不思議であると結んでいる。本書は[[光明寺]]が勢力を有していた時代に、[[光明寺]]と[[法然]]との関係を誇示する意図で作成されたものであろう。
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【所収】『仏全』寺誌叢書一
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【参照項目】➡[[光明寺]]<span style="border: 1px solid;color: white;background-color: black;font-weight: bold;">一〇</span>
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【執筆者：伊藤正順】