操作

節談説教

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:32時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ふしだんせっきょう/節談説教

言葉にふしをつけ、鍛えた声と巧みな節回しで聴衆の感覚に訴える情念の説教のこと。江戸時代後期に真宗が創造した布教用語で、この呼称と伝承は他の宗派にはない。布教の一手段で、芸能ではない。真宗教義を表出することが必須条件である。江戸後期に恵門えもん(一七九一—一八六二)が開いた東保とうぼ流など諸流を生み、昭和初期まで続いたが、宗門の近代化の中で衰退した。最近、再検討の機運が生じ、平成一九年(二〇〇七)に「節談説教研究会」が真宗で設立された。


【参考】関山和夫『説教の歴史的研究』(法蔵館、一九七三)、同『説教の歴史』(白水社、一九九二)


【執筆者:関山和夫】