空公行状碑のソースを表示

=くうこうぎょうじょうひ／空公行状碑=
京都市右京区嵯峨[[二尊院]]門前長神町。[[二尊院]]の[[本堂]]北側の高台に建つ[[湛空]]廟に安置されている石刻碑。鎌倉時代中期作と推定。大宋国慶元府（寧波）打石、梁成覚刻。花崗岩。高さ一三七センチ。[[法然]]の高弟で[[二尊院]]の開祖[[湛空]]の行状が三百数十字で刻まれている。大きな構えの壇上積基壇の羽目に<ruby>格狭間<rt>こうざま</rt></ruby>が彫られており、基壇上部の葛石中央から<ruby>反花<rt>かえりばな</rt></ruby>座が刻出され、その上に両肩を丸めた碑石が立っており、額に「空公行状」と二行に大書されている。
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【参考】望月信亨『浄土教之研究』（日本図書センター、一九七七）、伊藤祐晃『浄土宗史の研究』（国書刊行会、一九八四）、川勝政太郎『新装版　日本石造美術辞典』（東京堂出版、一九九八）
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【参照項目】➡[[湛空]]
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【執筆者：曽田俊弘】