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=かんきん／看経=
経文を看読すること。読みは唐音であり、本来は「経を看る」ことから黙読することであり、声に出して読むということではなかった。中国の[[禅宗]]の[[語録]]などによく見受けられ、『<ruby>緇門警訓<rt>しもんけいくん</rt></ruby>』二には「礼仏は[[敬仏]]の徳なり。[[念仏]]は感仏の恩なり。[[持戒]]は行仏の行なり。[[看経]]は明仏の理なり」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V48.1053a.html 正蔵四八・一〇五三上]）とあるように、仏の[[悟り]]そのもの（真理）を明かすことを[[看経]]という。後には[[誦経]]、[[読経]]と同じ意味で用いられる。『初心行護鈔』には「[[看経]]は両手で経を持ち、目前に対してこれを読み奉るべし」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V83.0532b.html 正蔵八三・五三二中]）とある。
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【執筆者：大澤亮我】