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百通切紙

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ひゃくつうきりがみ/百通切紙

四巻。『浄土顕要鈔』ともいう(『浄土真宗教典志』二、仏全一・四七七)。明伝編。延宝九年(一六八一)成立。天和三年(一六八三)刊。浄土真宗本願寺派安心と行事について問答形式で一〇〇箇条を記述したもの。明伝(一六三二—一七〇九)は、小石川伝通院に修学して学名を龍山と号した。備中国小田郡笠岡(岡山県笠岡市)浄土真宗本願寺派浄心寺に入寺して明伝と改名した。真宗の立場から浄土宗教義と行事を対比しているので、その当時の浄土宗法式と習俗などを知ることができる。長岡乗薫は信暁の『山海里さんかいり』と本書とを翻刻し、『通俗仏教百科全書』三巻と改題して刊行した(開導書院、一八九〇~九一、三・一五九)。


【資料】『浄土真宗 百通切紙』(正徳三年〔一七一三〕)、浄心寺明信『浄心寺通記』(同寺蔵、文政七年〔一八二四〕)


【執筆者:西城宗隆】