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=しょういん／生因=
<span style="border: 1px solid #0000ff">１</span>五因（生・依・立・持・養）の一つ。Ⓢjanana-hetu。能造の[[四大]]種（地・水・火・風）を因とし、所造の色を果とするとき、その因から果が生じることをいう（『[[俱舎論]]』七）。<span style="border: 1px solid #0000ff">２</span>[[阿弥陀仏]]の[[浄土]]に[[往生]]するための原因。[[法然]]は「[[阿弥陀仏]]の[[名号]]は、余仏の[[名号]]に勝れたまえり。[[本願]]なるがゆえなり。[[本願]]に立たまわずは、[[名号]]を称すとも、[[無明]]を破せざれば、[[報土]]の[[生因]]となるべからず、諸仏の[[名号]]におなじかるべし」（『[[四箇条問答]]』昭法全七〇二）として、[[阿弥陀仏]]の[[名号]]を称えることが[[報土]]（[[阿弥陀仏]]の[[浄土]]）に[[往生]]する原因であると述べている。
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【参照項目】➡[[生因業成]]、[[生因本願]]、[[正因正行]]
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【執筆者：大屋正順】