一巻。『檀林瓜連常福寺志』ともいう。摂門撰。文政・天保年間（一八一八—一八四四）頃の作。摂門晩年の未定稿本。室町時代における関東の代表的な寺院で、十八檀林の一つである瓜連常福寺（茨城県那珂市瓜連）の寺史を記録したもの。その内容は瓜連常福寺略縁起からはじまり、同堂閣、開山法流、瓜連什宝、諸末寺略記のことなど一九項目について記述されている。
【所収】浄全一九
【参照項目】➡常福寺一、十八檀林志
【執筆者：宇高良哲】
