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瓔珞

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:35時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

ようらく/瓔珞

玉に似た石をつないだ頸飾くびかざり。玄応『一切経音義』一に「吉由羅(Ⓢkeyūra)は枳由邏と表記すべきで、中国の瓔珞である(趣意)」(正蔵五四・四三二下)とある。中国南北朝時代の字典『玉篇』に「瓔は…玉に似た石」、宋代の韻書『集韻』に「珞は瓔珞で、頸飾である(趣意)」とある。中国の訳経と同時代のガンダーラ菩薩像では、金鎖を何条も纏めて彫金細工につなぎ、鳩尾まで垂らす豪勢な大頸飾と、貴石を金細工でつないで頸周りに一周する一定の幅のもの、二種をともに着用する。樹木、建築物、宝蓋の垂れ飾りにも転用された。また、日本では瓔珞を全身の装飾品とする解釈も示されている。


【執筆者:桑山正進】