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浄土金明集

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じょうどこんみょうしゅう/浄土金明集

一巻。『玉光集』『体用集』とも。聖聡述。浄土宗教義を他の顕・密・禅の教えとともに説き、その優越性を説いた書。一、菩提仏果異名之事。二、真如之事。三、当処一心之事。四、煩悩即菩提生死即涅槃之事。五、草木成仏之事。六、性相両宗之事。七、無明断智四智中何耶之事。八、無明之事。九、一乗浄土之事。十、序題門之事。十一、三心四修五念之事。十二、即相無相生相無生之事。十三、施化利生発迹入源之機之事。十四、心性妄心不可得之事(浄全一三・七二二上)の、一四科に分かれる。


【所収】浄全一三


【参考】阿川文正「『浄土金明集』について」(『聖聡上人典籍研究』大本山増上寺、一九八九)


【執筆者:東海林良昌】