浄土正依経論書籍目録のソースを表示

=じょうどしょうえきょうろんしょせきもくろく／浄土正依経論書籍目録=
一巻。編者・編年未詳。[[題目]]の次行下に「[[白旗]]流」と記すことから、[[浄土宗]][[鎮西]]派[[白旗]]流の[[人師]]によって編纂されたと考えられる。本目録の内容は、[[浄土宗]]正[[所依の経論]]について、印度・中国（[[曇鸞]]・[[菩提流支]]・[[道綽]]・[[善導]]）・日本（[[法然]]・[[聖光]]・[[良忠]]・[[良暁]]・[[聖冏]]・[[聖聡]]・<ruby>[[酉仰]]<rt>ゆうこう</rt></ruby>）と[[次第]]して、各[[人師]]の書目を挙げる。本書には寛永二一年（一六四四）写本と寛文二年（一六六二）版本とが知られる。共に『[[浄土依憑経論章疏目録]]』（『[[長西録]]』）の巻末に付されており、写本には「[[浄土]]章疏略頌」として三国の[[浄土教]]章疏を挙げるが、版本にはそれに代えて「自他雑作之覚」として[[聖道]]門の著述五部を記載する。
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【所収】小山正文「寛永二十一年本『浄土依憑経論章疏目録』」（『同朋大学論叢』六二、一九九〇）、仏全一
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【参考】藤堂恭俊「『浄土正依経論書籍目録』解題」（仏全〔鈴木学術財団版〕九九）、同「『浄土正依経論書籍目録』解説」（浄全二一「解説」）
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【執筆者：米澤実江子】