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浄土宗僧侶分限

提供: 新纂浄土宗大辞典

じょうどしゅうそうりょぶんげん/浄土宗僧侶分限

浄土宗僧侶の身分。「宗綱」第二七条、二八条、および「僧侶分限規程」(宗規第三四号)によって定められている。浄土宗僧侶とは得度を受け、度牒を授与され、一定の寺院または教会に所属し、浄土宗僧籍台帳に登録された者である。僧侶には教師助教師および宗徒の三種がある。宗徒とは、得度度牒授与および僧籍登録された者で、いまだ助教師または教師に叙任されていない者を、助教師とは、宗徒助教師検定に合格し、別開五重相伝を受け、年齢満二〇年に達した者で助教師に叙任された者をいう。助教師検定合格者とは、助教師養成講座の全課程を修了した者、尼僧道場において一年以上修行あるいは海外開教区総監が主催する養成講座の全課程を修了し、宗務総長が適当と認めた者である。教師とは、宗徒または助教師教師検定に合格し、伝宗伝戒を受け、年齢満二〇年に達した者で僧階を叙任された者をいう。僧階の新叙任は律師からで、叙任された教師には、その業績により僧階が、布教教化の業績により教階が、宗学研鑽その他の学力により学階が、叙任または授与される。僧階は上位から正僧正じょうそうじょう僧正大僧都僧都少僧都律師の六等級。教階は同じく正司教せいしきょう司教正讃教せいさんきょう讃教正輔教せいほきょう輔教の六等級。学階は同じく勧学已講いこう講師嗣講擬講得業の六等級。これら僧階教階学階の叙任および授与の査定に関しては「僧階教階及び学階査定に関する規程」(宗規第七八号)に、進級は毎一級とすること、基本条件を具備し、進級要件を満たした者に対し精査の上進叙されることが定められている。僧階の進級要件の一つである功績点については「功績点付加細則」(宗令第八六号)として別に規定されている。なお、大僧正浄土門主および法主の称号として用いられるもので、僧階教階および学階を超越した僧侶最高位の称号である。


【執筆者:今岡達雄】