操作

法縁

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:32時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ほうえん/法縁

仏法にめぐり会う因縁のこと。三縁の慈悲衆生縁、法縁無縁)の一つ。法縁慈悲のこと。衆生無我であり五陰の生滅に過ぎないと観じ、自我に妄執して苦悩する衆生を哀れんで行ずる慈悲二乗および菩薩慈悲。中悲ともいう。広義には法脈上、寺院及び僧侶間において縁故関係にあることをいう。法類と同義。


【資料】『大智度論』二〇、四〇、浄影『観経義疏』末、『往生論註』上


【参考】『浄土宗寺院のための寺院規則ガイド』(浄土宗、二〇〇一)


【参照項目】➡三縁の慈悲法類


【執筆者:瀧沢行彦】