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法然の衝撃

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ほうねんのしょうげき/法然の衝撃

阿満利麿著。平成元年(一九八九)一〇月、人文書院刊。人と宗教の関わり、そして日本の歴史と仏教の関わりを述べる中で、法然の出現がいかに衝撃的であったかを明かしている。法然の説いた凡夫救済の理論と、称名念仏のみで救われるという専修念仏の教えは、非常に革命的であり、日本の精神史の中でも重要な意味を持つと著者は述べている。同一七年に筑摩書房より文庫版が刊行された。


【執筆者:梅谷正隆】