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=りゃくえんたいきょう／歴縁対境=
歴縁とは行・住・坐・臥などの日常の動き、対境とは眼・耳・鼻・舌・身・意の六根が色・声・香・味・触・法の[[六境]]に対すること。すなわち[[歴縁対境]]とは、日常の所作の中で感覚器官がその対象に出会うことであり、日常の心身の働きといえる。<ruby>[[智顗]]<rt>ちぎ</rt></ruby>『[[修習]][[止観]][[坐禅]][[法要]]』には「[[止観]]を修するには二種あり。一には、於坐中修。二には、[[歴縁対境]]修なり」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V46.0466c.html 正蔵四六・四六六下]）と説かれており、日常の所作や[[認識]]を見つめ直す[[止観]]の方法が詳しく説かれている。
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【資料】『修習止観坐禅法要』
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【執筆者：石田一裕】